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映画の感想を、ネタバレなし・ありの両側面から投稿します。

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バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生/ノーラン節炸裂、ヒューマンドラマとしてのアメコミヒーロー物

      2016/04/07

バットマンvsスーパーマン

作品情報

【おすすめ度】★★★★☆ 4.5/5点
【ジャンル】SF、アクション、ヒューマン
【公開】 2016年
【監督】ザック・スナイダー
【出演】ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ジェレミー・アイアンズ、etc.

ストーリー

前作のマン・オブ・スティールで、スーパーマンとゾッド将軍の壮絶な戦いでメトロポリスは壊滅状態になっていた。ブルース・ウェインの経営する会社ウェインエンタープライズもメトロポリスにあり、ブルース自身もその現場を居合わせ、多くの社員を失ってしまった。ゾッド将軍との戦いを制し、地球に平和を取り戻したものの、戦いの犠牲者たちなどスーパーマンの驚異的な力に不安や恐怖を感じる人々も現れた。
ブルースもその一人で、強大すぎる力は人類の脅威となると考え、スーパーマンへの不信感を募らせていった・・・。

 

こんな人におススメ

もちろん、アメコミ・ヒーロー物が好きな方は絶対におススメ!
あと、クリストファー・ノーランの作品好きは絶対に見逃せない作品でしょう!(そういう人はとっくに劇場に足を運んでるとおもいます。)

ただ、アメコミ・ヒーロー物ですが、子供にはちょっと内容が難しいかもしれません。
勧善懲悪というよりも、ヒーローたちの内面を強く押し出した作品になっています。

 

感想・ネタバレ無し

なんでバットマンとスーパーマンが!?って思いでのめり込めた

今作品、公開前にほとんど情報がなかったので、予告編でも謎なことが多かったと思います。
特に、私はクリストファー・リーヴのスーパーマンを見て育った世代だったため、予告編にでてくる、スーパーマンが悪の親玉みたいなシーンがとっても気になっていました。
悪スーパーマン
特にバットマンが捕まって、武装した部下たちを従えたスーパーマンがバットマンのマスクを取るシーン!あれとっても気になりますよね。
それもあって、「なぜ、スーパーマンが悪になってしまったのか?」って思いが強かったため、早く映画を見たくて仕方ありませんでした。そんな気持ちを持って映画を見ていたため、とっても話にのめり込めました。

 

今回の主役はバットマン!!

この作品、一応「マン・オブ・スティール」の続編なんですが、主人公はスーパーマンではありません。というか、そのような描き方をしていません。終始バットマン(ブルース・ウェイン)の目線で物語が進んでいきます。一応スーパーマンも主役級の扱いですが、完全にバットマンです。
一作目と二作目でキャスティングが同じなのに主人公が変わってしまう作品は、なかなか無いので新鮮な感じがしました。

 

やっぱりクリストファー・ノーラン節が炸裂です。

前作「マン・オブ・スティール」も含め、監督はザック・スナイダーではあるものの、製作総指揮に携わっているクリストファー・ノーランの世界観が思いっきり反映している作品です。ダークナイト3部作やインターステラーにも言えることですが、とにかく過去の構想をよりリアルに描写し、キャラクターたちの内面にフォーカスを当てています。そのため、全体的に暗く重たい感じの作風になっています。全くもって子供の観るヒーローアニメ実写版ではありません。大人が楽しむためのヒーロー物です。この辺は、賛否両論あると思いますが、私はとても楽しむことができました(それは多分大人だからでしょう・・)

マン・オブ・スティール

ダークナイト

インターステラー

 

豪華キャストもしっかりハマってる

今回の一番の目玉キャストといえば、ベン・アフレックのバットマンでしょう。
ベン・アフレック
彼のキャスティングは、「今更!?」って言われるほどネットでも話題になっていましたが、とってもハマっています。
ダークナイトの時のクリスチャン・ベールもいい味を出していましたが、ベン・アフレックの方が、アニメのブルース・ウェインに近い感じがしました。セレブ感もそうですし、大きな体で申し分ない肉体美!バットマンにピッタリです。

 
レックス・ルーサー約に抜擢されたジェシー・アイゼンバーグもいい味を出してます。
こちらも、大企業の若手社長という役柄で、何を考えているかわからない天才を演じています。
レックス・ルーサー
まぁ、ハマっているといえばハマっているのですが、どう見てもソーシャルネットワークのマーク・ザッカーバーグにしか見えなかったです。(笑)まあ、そんな感じがレックス・ルーサーっぽい感じですが・・・

 

ネタバレなし感想まとめ

この作品、ネタバレしないで話すのがとてもむずかしい作品です。と言うか、何か言ってしまうとおもしろみが半減してしまう作品だと思います。「バットマンとスーパーマンが戦うお話」ってだけの予備知識で観たほうが断然面白いです。
なので、多くを語りません。見どころは正義の味方vs正義の味方というところに尽きると思います。


もう少し、詳しい内容が知りたい方は、是非下のネタバレありの感想を御覧ください。

 

感想・ネタバレあり

※ココから先は、ネタバレがあるので、映画をご覧になった方のみお進みください。

ネタバレ感想を読む

 

 


 - SF, アクション, ヒューマン