イニシエーション・ラブ/見応えあるのはラストだけ?
2016/01/25
作品情報
【おすすめ度】★★ 2/5点
【ジャンル】ラブロマンス・ミステリー
【公開】 2015年
【監督】堤幸彦
【出演】松田翔太、前田敦子、木村文乃、三浦貴大、etc。
ストーリー
とある合コンで知り合ったマユと、スズキ(タックン)が付き合い始める(Side-A)
鈴木(タックン)の東京への転勤が決まり、遠距離恋愛になる二人を描いた(Side-B)
というカセットテープの裏表になぞらえた二段構成の映画です。
Side-Aでは、夏にスズキが人数合わせで呼ばれた合コンに渋々出席すると、そこへ天使のようにモロタイプの女性マユが現れます。スズキは猛アピールをし、まんざらでもないマユ。次第に仲が深まっていく二人・・・
Side-Bでは、一転して春。鈴木が就職した会社で、東京本社への転勤が発表され鈴木が大抜擢されます。マユと付き合っている鈴木は、「離れても大丈夫!時間があるときは帰ってくるよ!」と遠距離恋愛をモノともしない覚悟で東京へ向かいます。
東京での仕事についたとき、同じ部署に美弥子が配属されます。最初は、ただ都会的でキレイなひとだな〜と思っていた鈴木だったが・・・
こんな人におススメ
とにかく恋愛物が好きな人には、おススメ。
あと最後にびっくり!みたいなお話が好きな人も楽しめると思います。
※本来こんなことを言うのは、ネタバレみたいなものと思うのですが、すでに映画の予告やポスターで「最後の五分で全てが覆る」って言っているので・・・
逆に恋愛物に興味がないけどミステリー部分を期待している人には、最後の最後まで退屈な作品だと思います。
感想・ネタバレ無し
この作品は、レンタルDVDで見ました。
「映像化不可能」と言われた小説の映像化ということで期待してみました。
ただ・・・率直な意見をいうと、「最後の5分のためのストーリー展開だった」と言うのが正直な感想です。
私自身、ラブロマンスの観方が悪いのかもしれませんが、最後の方まで起伏のない平坦なストーリーに思えました。
ただ、終わってみるとあ〜なるほど、だからこういうストーリーだったのかな〜って思います。
まぁ、良かった部分もそこそこあるのでちょっと紹介していきます。
俳優たちが、揃いもそろってハマリ役
まず、松田翔太!
本作の主人公、鈴木を演じています。
田舎から出てきた純朴青年だけど、都会に染められていくという役柄です。
まぁ初々しい新人社員の雰囲気や、喧嘩して彼女にブチ切れるシーンなど、とっても自然な演技が光ります。
前田敦子
主人公の彼女”マユ”を演じています。
こちらも田舎モノの純朴な少女を演じています。
24歳とは思えない少女的な雰囲気で、いかにもって感じです。
木村文乃
東京で鈴木の同僚となる美弥子を演じています。
若いのに、都会的で大人な雰囲気を漂わせています。恋愛にも積極的で、男慣れしている感じです。
ん〜〜〜実にエロい!(脱ぐとかそういうのではなく、色気の話です。)
こんな女性が職場にいたら、間違いなく惚れるでしょう。
80年代が舞台なので、懐かしいところがいっぱい
設定が1980年代なため、出てくるファッションや音楽など、全てが古いです。
特に印象的なのは、森川由加里の『Show me』です。アラフォー・アラフィフの方は懐かしさでのめり込んでしまうかも。
まだ見ていない人へのおススメポイントのまとめ
恋愛映画が好きな人は、ぜひ見てください。好きとか嫌いとか、好きだけど思うようにならないもどかしさってのを見たいなら楽しめると思います。
「最後の5分で全てが覆る」と言う宣伝文句を、すっかりと忘れてみることもおすすめします。
男性の方は、女性陣たちの演技に注目です、自分ならどの娘が好きかな〜みたいなのがいいと思います。
感想・ネタバレあり
※ココから先は、ネタバレがあるので、映画をご覧になった方のみお進みください。
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