ニュー・シネマ・パラダイス/ほんと〜に、いい映画ですね。
作品情報
【おすすめ度】★★★★ 4/5点
【ジャンル】ヒューマン・ラブロマンス
【公開】 1989年(日本)
【監督】 ジュゼッペ・トルナトーレ
【出演】 サルヴァトーレ・カシオ、マルコ・レオナルディ、ジャック・ペラン、フィリップ・ノワレ、etc.
ストーリー
主人公のサルヴァトーレは、故郷の村をはなれて30年、一度も村に帰らずローマで映画監督として暮らしていた。ある日、故郷の母からアルフレードが死んだとの連絡をうけたと同棲している女性から知らされる。それを聞き、サルヴァトーレは昔のことを思い出す。物語は彼の回想として進んでいく。
第二次大戦直後、幼いサルヴァトーレ(通称トト)は、村で唯一の娯楽であった映画がとても好きだった。村には映画館が一つしかなく、トトはいつも映写室に忍び込んで遊んでいた。映写技師のアルフレードに映画フィルムがほしいとねだっていたが、当時のフィルムは可燃性で非常に燃えやすく危険なものだったため、アルフレードは断り続けていた。
しかし、それでもトトは遊びに来るので、次第にアルフレードとトトは仲良くなっていくのであった。
こんな人におススメ
泣ける映画が好きな人におススメです。
ヒューマンドラマなので激しいアクションがあるわけでも、驚くような特撮技術があるわけでも無いです。
人の人生を描いた作品なので、家族と観るのもいいかもしれません。
感想・ネタバレ無し
古い映画ですが、この映画は非常に評価も高く、映画好きなら誰でも知っている作品です。
今更、私が紹介するまでも無いかもしれませんが、最近改めて観たので、感想を投稿しようと思いました。
なんといっても音楽が最高!音楽だけで感動を誘う素晴らしさ
この映画、ストーリーもさることながら、使われている音楽が素晴らしいのです。誰もが一度は聞いたことがある主題曲「Cinema Paradiso」から始まり、私の好きな「Burn to Love theme」など、心にしみる名曲がたくさん散りばめられています。正直、私はこのサントラだけでも涙がこみ上げてくる程です。
少年期のサルバトーレ(トト)の可愛らしさに引き込まれる
主人公のトトを演じたサルヴァトーレ・カシオがとても愛らしいのです。
見ての通り、屈託のない笑顔がみんなを幸せにします。
憎らしいことも言います。お母さんから叱られることもしばしば。でも、アルフレードからみたら可愛くて仕方のない友達、おそらく孫や甥くらいかわいがっていました。
純粋に映写室が好きで、映画が好きで、そしてアルフレードが大好き!ってことがにじみ出てくる演技です。
サルバトーレとアルフレードの家族以上の絆!
なんといってもこの映画の主題である、主人公2人の絆が素晴らしい。学もなく映写技師しかできないアルフレードが全てを捧げられるほど愛したサルバトーレ。この思いに涙を禁じえません。
おとなになってから見て、よりアルフレードの気持ちがわかる
人間、歳を重ねると。ものの見方や考え方が変わるのは当然です。この映画を始めてみた時は、まだ10代だったので、どうしても主人公の目線でこの映画を見てしまってました。特に私と少年トトの俳優とはほぼ同年代なので特に・・・
でも、今アラフォーになりこの映画を見てみると、アルフレードの気持ちが痛いほどよくわかります。
子供でも大人でもそれぞれの世代で楽しめるいい映画だと思います。
感想・ネタバレあり
※ココから先は、ネタバレがあるので、映画をご覧になった方のみお進みください。
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