スター・ウォーズ フォースの覚醒/ファン賛否両論、SW初見には意外とオススメ。

作品情報
【おすすめ度】★★★★☆ 4.5/5点
【ジャンル】SF・アクション
【公開】 2015年
【監督】J.J.エイブラムス
【出演】デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、
ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、、etc。
ストーリー
皇帝パルパディーンを倒したエンドアの戦いから、約30年の時が過ぎ去っていた。
銀河帝国は滅んだものの、その残党から新たに生まれた組織ファースト・オーダーが銀河の統一支配を進めていた。
ファースト・オーダーに対抗する組織 レジスタンス は、最後のジェダイであるルーク・スカイウォーカーを探すため、所在を示す地図を求め エースパイロットの ポー・ダメロン を惑星ジャクーに向かわせたところから物語が始まる。
一方、ジャクーで孤独に廃品回収で貧しい生活を送るヒロイン レイ のもとに、小さなドロイド BB-8 とファースト・オーダーの脱走兵である フィン が現れ新たな旅が始まるのであった。
こんな人におススメ
もちろんSWシリーズが大好きな人。冒険ものやファンタジーものが好きな人もOK。
小学生のお子さんなどにもいいと思います。
ハリー・ポッターやスター・トレック、ロード・オブ・ザ・リングなどをそこそこ楽しめる人にはオススメ。
逆に、現実離れしたお話が苦手な方や、そもそもSFが苦手(映像に酔ってしまうひとなど)な人にはおススメしません。
感想・ネタバレ無し
公開から4日目で、見に行きました。しかも話題の4DXの劇場で見ました。

4DXは初体験!
最初15分くらいは、遊園地のアトラクションみたいで楽しかったのですが、2Dでも映画にのめり込むことになれてしまっているので、途中うから3Dも4Dも全く意識しなくなってしまいました・・・(汗)
※やっと、2回目を見に行きました!!(今度は、2D吹き替え版です。)
初見の時よりもやや興奮を抑えて見ることができたので、新たな発見もできたので、ちょっと追記します。
前作を見なくてもいいが、多少の予備知識があるといい
公開前には、ほとんど情報がなかったため人間関係や時代背景などを理解するのにある程度時間がかかりました。「ファースト・オーダーって?」とか、「この人誰?」とか、前作までの知識がある分、エンドアの戦い以降、どうなったのかが気になってしまいました。
おそらく、上に書いてあるストーリー程度の知識を入れてからの方が、すんなりと映画に入れると思います。
全くの初心者であれば、「フォース」「ジェダイ」「ライトセーバー」とは何かは知っておいて損はないです。
「フォース」・・・スター・ウォーズに出てくる超能力。ものを動かしたり、人の心を操ったりすることができます。
「ジェダイ」・・・フォースを使いこなす正義の集団。この時代にはルーク以外ジェダイがいないとされています。
「ライトセーバー」・・・ジェダイが使う武器。
全6作のスター・ウォーズファンからしてみると、ミレニアム・ファルコン号やハン・ソロなどが映像に出てくるたびに、鳥肌が立ってしまう感動があります。
おちゃめなBB-8に注目
なんと言っても、主人公が宇宙の旅に出かけるきっかけになるドロイド BB-8 が、とてもかわいらしい表情を見せてくれます。
前作までのR2-D2のポジションを脅かすほどの、可愛らしさです。
当然ドロイドなので、笑顔や言葉をしゃべるわけではないですが、動作一つ一つが、とてもキュート。
女性や子どもたちに気に入ってもらえるキャラクターです。
新ヒロインレイが魅力的!!(追記)

今回、初の女性主人公。最初こ汚い格好で男の子見たいな感じでしたが、物語が進むに連れて、女性らしい一面が垣間見えて、いつの間にかレイに魅了されてしまいます。なんと、レイを演じているデイジー・リドリーさんは、まだほとんど無名言っていい女優さんなのですが、とても良い演技をしています。
女性のお客さんは、きっと彼女に感情移入してしまうことまちがいなしです。
まだ見ていない人へのおススメポイントのまとめ
スター・ウォーズと言う物語自体が、ワクワクを誘う物語なので144分と言う時間も長く感じさせません。
また、J.J.エイブラムスの特技でもあるSFがとても迫力があり、それだけでも一見の価値があると思います。
たくさんのキャラクターたちが出てくるので、お気に入りを見つけて思い入れを持ってみるのもいいかもしれません。
感想・ネタバレあり
※ココから先は、ネタバレがあるので、映画をご覧になった方のみお進みください。
ネタバレ感想を読む
スター・ウォーズファンには、賛否両論あるみたい
新三部作(エピソードⅠ〜Ⅲ)ではなく、旧三部作(エピソードⅣ〜エピソードⅥ)の世界観を踏襲し、ハン・ソロなどのキャラクターを多用して、スター・ウォーズファンの心を刺激する作りになっている印象です。
インターネットでも話題になっていますが、ストーリー展開がエピソードⅣとほとんど同じ流れになっているのもオマージュ(?)なのかもしれません。
また、すでに世間が知っているノベライズのストーリーと若干異なるようです。(私は読んだことが無いので、はっきりとはわかりませんが・・)
ディズニーが、ジョージ・ルーカスの脚本をボツにしたということで、ディズニー好みのストーリーになっていると思います。
この辺が、ファンたちに取っては批判の的になっているようです。
本作だけではわからないことがたくさん!
正直、三部作の一作目になるため(と言うか3本作ることを意識したつくりになっているので)、各所に謎を散りばめられていて、ほとんど回収の無いまま映画が終了している感じです。
謎1 レイは何者?

これは、おそらく今回の三部作のキーになる謎ではないかと思います。
・話の流れからすると、ハン・ソロとレイア・オーガナの子供ではない。
・エピソードⅣの時のルークより、遥かに強いフォースにすぐに目覚める。
・ジャクーで待ち続けた家族とは誰のことか?
・ライトセーバーを手にした時、走馬灯のようにルークの記憶が見えたのはなぜ?(ルークの子孫?)
などなど、ヒントはたくさん散りばめられているのですが、答えは全部次回作以降に持ち越しのようです。(この辺りの解釈をお持ちの方は、ぜひとも意見を聞きたいです。)
(追記)
2回目に見て初めて気がついたのですが、ハン・ソロは知っているのでは?と思うシーンを見つけました。
レイたちがマズ・カナタの城についた時のシーンで、ハン・ソロはレイの名前を聞いて、自身の2等航海士としてスカウトするシーンです。初見の時は、単に腕の良いパイロットとして見込んだように思えましたが、よく見るととても照れくさそうで、しかも技術云々というより、レイをそばに置いておきたい雰囲気だったような感じがします。
加えて、マヅ・カナタとあった時「彼女は誰だい?」と聞かれた際、ハン・ソロから何か説明をしていると思われます。
シーン自体は、マヅ・カナタの質問のあと、フィンとレイの場面に転換されてしまうので、話の内容はわかりません。
しかし、そのシーンのあとマヅ・カナタはレイに、アナキン⇢ルーク⇢レイとライトセーバーを受け継ぐように促すのです。
これらは、ハン・ソロがレイのことを知っている伏線なのではないかと思います。
他にも、レイがライトセーバに触れた時もルークとR2−D2のシーンだけでなく、「パパ〜、パパ〜」と叫ぶ幼少のレイが映しだされます。それって、レイがジャクーに置き去りにされた時、ライトセーバはそこにあったってことになるのでは?
(追記の追伸)
最初レイが登場するシーン。スター・デストロイヤーの残骸を採掘しているシーンですが、「どこかで見たことあるな〜」って思っていましたが、思い出しました。まさしくナウシカだ!そう、ナウシカが最初腐海の森で、オームの抜け殻を見つけるシーンにそっくりです。

謎2 フィンはなぜストームトルーパーの洗脳に屈しなかったのか?

フィンは結局再教育プログラムを受けるような話が出てたと思いますが、そんなに簡単に洗脳から逃れられるのか疑問。
もしかしたら、フィンも何かしらジェダイの素質があるのかもしれませんね。
謎3 スノークとは一体何者?
皇帝パルパディーンがいなくなったあと、シスは滅んだ世界ということになっているが、スノークという暗黒面の支配者と思しきキャラクターがいます。おそらくフォースの使い手だと思われますが、何分ほとんど姿を表さないので何者なのかはっきりしない状況です。
謎4 ハン・ソロは本当に死んでしまったのか?
私は、カイロ・レンに殺されてしまったと思っています。まぁ、大半がこの認識でしょうが、ファンの中には復活説を唱えている方がいるようです。旧三部作ファンからすると、一番魅力的なキャラクターだっただけに残念に思いますが、物語の流れから言えば、カイロ・レンが最強の存在になるには、親であるハン・ソロを殺すことは必要な展開かと思います。
(追記)
どうやら次回作にハリソン・フォードがキャスティングされているようです。
ってことは生きている?それとも回想シーン?色々と想像を巡らせてしまいます。

謎5 レイとフィンにロマンスはあるのか?(追記)
2回見たところで、色々心に余裕ができたせいか、フィンが異様なまでにレイを意識していることに気が付きました。
事あるごとに手を繋ごうとしたり、ジャクーに戻りたがるレイに対し「彼氏がいるの?」と聞いたり・・・
カイロ・レンに捕まったレイをなんとか助け出そうとする感じは、まさに恋心だと思います。
ただ、当のレイ自身は友情以上のものを感じていない雰囲気たっぷりですけどね。

謎6 キャプテンファズマは活躍しないの?(追記)
ポスターの下段中央にいる、全身シルバーのストーム・トルーパーです。実は女性なんです。一見ボバ・フェットを思わせる雰囲気で、ストーム・トルーパーの司令官です。そんな立場なので、きっと白兵戦に長けているのかな〜と思いきや、フィンに簡単に捕まってしまうとか、いまいち活躍出来てなかったです。
次回作にもキャスティングされているので、今後の彼女の活躍に期待です。

謎が多い分、本作だけで楽しめないかというとそうではなく、十分に楽しめました。
次回作がとても気になる!ってことは否めませんが・・・
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SF, アクション