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オデッセイ/手に汗握るサバイバル!望みは主人公の科学力のみ!

      2016/02/06

オデッセイ_ポスター

作品情報

【おすすめ度】★★★★ 4/5点
【ジャンル】SF・ヒューマン
【公開】2016 年 (日本)
【監督】リドリー・スコット
【出演】マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ、ジェフ・ダニエルズ、ショーン・ビーン、etc.

ストーリー

有人火星探査計画”アレス3”の任務中、火星地表で巨大な嵐が訪れる。現場責任者メリッサの判断で任務を中断し地球への帰還することを決定。
クルー6人は離陸船へ向い火星を脱出しようとするが、嵐で吹き飛ばされたアンテナが、マーク・ワトニー(マット・デイモン)にぶつかり他のクルーと通信が途絶えてしまう。
メリッサは一度は助けようとするが、マークの宇宙服の酸素減圧などの状況から、マークは助からないと判断し離陸してしまう。NASAもその報告を受け、マークは死んだとして、葬儀まで行う。

一方、嵐の過ぎ去った火星地表では、アンテナが刺さり重症なもののマークは一命をとりとめていた。
基地に戻り、傷の手当をしたマークは、生き延びることを決意。食料の残量を計測するが、当初の計画していた31日✕6人分+αのみ。
また、次の有人火星探査線が来るのは4年後。しかも地球や帰還中のクルーとは連絡が取れない・・・絶望の中でマークは生きて地球に帰ることができるのか!!

 

こんな人におススメ

もちろんSF好きな人には絶対におススメ!
予告などでも分かる通り、主人公の科学の知識だけで、長い間生き延びる必要があるので、科学が好きな人も楽しめると思います。

ジャンルに「ヒューマン」を入れましたが、結構な感動作品です。(あんまりそう言う批評をする人は見かけませんが・・・)
そう言う感動系のお話が好きな人も楽しめると思います。

なお、今作はかなりリアリッティを重視している作品ですが、ソコはやっぱりSFのお話なので、科学的に整合性が取れない映画に
目くじら立てるような、科学オタクの方は見ないほうがいいでしょう。(SF映画全般に言えることですが。)

 

感想・ネタバレ無し

かなりのリアリティ!見ていて違和感が無いくらい。

本作の時代設定は公表されていませんが、かなり現代に近い未来の話だと思われます。(火星に有人探査ができているので)
でも、いわゆる近未来と言う感じではなく、今日・明日に起きていても違和感無いくらいに、現実味を帯びている雰囲気でした。
そのリアリティさがあるおかげで、話にのめり込みやすいですし、「生き残るぞ!」と言う主人公に感情移入してしまいます。

 

また取り残されたマット・デイモン・・だけど今度はとっても前向き!

色々な映画批評でも話題になっている話ですが、マット・デイモンはまた取り残されてしまいましたね。
プライベート・ライアンしかり・・・
プライベート・ライアン
インターステラーしかり・・・
インターステラー
でも、今回のマット・デイモンは違いました。とっても前向きで、自分の力を信じて絶望に立ち向かうのです。
まぁそう言う役なので、当たり前って言えば当たり前ですが、他の取り残され作品と比較してみても面白いと思います。

 

ディスコ・ミュージックが色を添える

これ、現代か近未来の話ですが、劇中でしょっちゅう70s〜80sのディスコ・ミュージックがかかります。
設定では、メリッサが趣味で持ち込んだ音源を、マークが気晴らしに聞いているってことなんですが、これが妙にマッチしていていいです。
私はディスコ世代ではないのですが、アラフィフ世代がみたら懐かしい曲ばかりじゃないでしょうか?

 

感想・ネタバレあり

※ココから先は、ネタバレがあるので、映画をご覧になった方のみお進みください。

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 - SF, ヒューマン